三部牧場のツリーハウス1 少年の夢を叶えた秘密基地

「スプウン谷のザワザワ村」をチェックアウトした我々は、狩勝峠を越えて鹿追町の三部牧場へ。
ザワザワ村の記事でも触れたように、この旅本来の目的は、この牧場でのファームステイだったのだ。

鹿追町の三部牧場といえば、あまりにも有名なのが、オーナー手作りのツリーハウス。
もともと自分たちが楽しむために建てたというこのツリーハウスは、あまりの完成度の高さに、今は宿泊施設として営業している。


ツリーハウスといえば、少年たちの永遠の夢。
かくいう私も、小学生のころ、近所の木に勝手にツリーハウスを作ろうとした事があった。
そんな私にとって、三部牧場のオーナーは、夢を叶えた男として、尊敬の対象でしかない。
その夢の結晶に宿泊する事は、かねてからの念願だったのである。
牧場には、乳しぼりを筆頭に、様々な体験メニューが用意されており、家族での滞在にも申し分ない。


ところがこの三部牧場、あまりにも有名であるという事に加え、客室も1つしかないため、予約はかなりの激戦。
翌年度分の予約は、元旦に解禁されるのだが、我々が狙っていた夏休みの週末は、その元旦に全て埋まってしまうほどなのだ。
私ももちろん、元旦早々に予約したが、それでも希望通りの日程が取れなかったのは、ザワザワ村の記事で触れた通り。普段から旅行の計画が早い私でも、1年7か月も前に予約したのは、さすがに初めての経験であった。