リゾートについて語るときに我々の語ること

ピーマン通りの店舗の中で、一番のお気に入りとなったのが、丸山珈琲。 世界各地のスペシャリティーコーヒーをストレートで堪能できる。 リゾート内で本格的なコーヒーが飲める事はなかなかないので、コーヒー党の私には非常に嬉しいお店だった。 入り口は、ちょっとわかりにくいのだが、ここ。 柱の陰に入り口が隠れているので、見逃さないように。 店内。 コーヒー豆の販売も行っている。 壁には麻袋がたくさん貼ってある。 注文して驚いたのが、抽出の道具がフレンチプレスなのだ。 個人的には、豆が粉っぽくなり、渋みが出すぎてしまうので、あまり好きではない。 しかし、飲んでみると全然そんな事はなく、渋みと酸味がバランスよく出ている。 なにより、豆の特徴がハッキリと出ていて、飲み比べてみると驚くほど味が違うのだ。 店内は狭いが、店の前に広いスペースがある。 天気のいい日はここで頂こう。持ち帰りもできるので、部屋で飲んでもいい。

リゾナーレには、大浴場も用意されている。 それが今回ご紹介する「もくもく湯」。 「温浴施設」という紛らわしい名前になっているが、温泉ではないので注意。 もくもく湯は、客室棟からちょっと離れた場所にある。 ホテル棟の、YYグリルやブックス&カフェがある広場の一番隅に入り口がある。 階段を降り、道路を挟んだ向こう側だ。 この道路は、リゾナーレの敷地内で駐車場へ続く道路。とはいえ、道路を渡っていくと、ちょっと遠くまで来てしまった感じがある。 かなり個性的な建物だ。 脱衣場。ベビーベッドも用意されている。 シャワーは個室のようなスペースが用意されているのが嬉しい。 浴槽からは、露天の混浴エリアに出ていけるようになっている。 出入り口に用意されている混浴着を着ていく。 部屋の風呂に不満があった我々。もくもく湯を利用する事も考えたが、レジデンス棟からはかなり離れている。行くのが面倒な上に、移動中に体が冷え切ってしまう。 結局一度しか利用しなかったのだった。

日が暮れると、ピーマン通りはライトアップされ、昼間とはまた違う顔を見せる。 日が完全に落ちていないこの時間が一番きれいだと思う。 ベリーニタワーのあたりは、緑色の光に照らされていて印象的だ。 こちらはフロントのあるホテル棟。 YYグリルのあたりは、この時間人が多い。

最後にリゾナーレ八ヶ岳についての感想を。 再三書いている事だが、このリゾート最大の魅力は、「大人も子供も楽しめる」という点にあると思う。 ファミリーで楽しめるのを売りにしているリゾートは、大抵子供が楽しめる施設が充実している事をアピールしている。 それはそれで素晴らしいが、リゾナーレ八ヶ岳は、子供が楽しめるという点を着実に抑えつつ、大人を楽しませるというポイントを忘れていない点がすごいと思う。 子育てグッズが充実しているベビースイートルームは本当に快適だったし、ピーマン通りで買い物を楽しめるのも良い。日本のリゾートには珍しく、ナーサリーがあるのも過ごし方の幅が広がって良いと思う。 リゾート内に遊べる施設が充実しているし、アクティビティも多種多様。アクティブ派や子連れにはおすすめだが、自然や静けさを感じながらゆっくり過ごしたい人にはちょっと物足りない。 特に部屋等の設備は古臭く、快適な滞在を妨げている。間取りなどは仕方ない部分はあるだろうが、古くなった設備は交換を検討してほしいものだ。 また、リゾート内から山がほとんど見えないのはもったいないと感じた。 小淵沢は周りを山に囲まれており、街中にいても素晴らしい山の景色を眺める事ができる。 これがリゾートに入った途端、建物に邪魔されてほとんど楽しめなくなるのだ。 これならば、極端な話都内にあってもいいのでは?と思う。