最後に紹介するのは、「シーフォレスト」。
玉取崎展望台のすぐ近くにあるこの店も、オーシャンビューの絶景が楽しめる人気店だ。
実はこの店がオーシャンビューだという事も、大人気でランチタイムには行列ができる事も、我々は知らずに訪れた。
ここシーフォレストは、2棟のヴィラを持つホテルという側面もある。石垣島で泊まりたい宿としてリストアップしていたのだ。
そこがランチもやっているというから、下見がてら行ってみようという気になったのだった。
玉取崎展望台の駐車場から、道路を挟んですぐ向かい。
農道のような急な坂道を登って行った所にシーフォレストがある。
あまりスペースのない駐車場は車でいっぱい。店内の混雑がすでに予想できる。
まだ新しい建物は非常にきれい。
店内は狭いが、外のテラスにも席があるので席数は多い。
予想通りこの混雑!
居心地のよいソファで待つ事ができるが、待っている人数が多いので、当然座り切れない。
こちらはテラス席。店内からも海が見えるが、ここから見る海はまた格別。
玉取崎展望台と遜色ないこの絶景！
ここが一番の特等席。
右側の赤い屋根が玉取崎展望台。
展望台を見下ろす位置にあるのだ。
前回紹介したベイベールよりは海が遠いのだが、上から見下ろす分、視界が広く爽快感がすばらしい。
オーシャンビューの客室もあるようなので、次はぜひ宿泊してみたい。
ランチタイムは満員なうえに、フロアスタッフが少なく人手が足りていないように見えた。
そのため、かなり待たされる事になるので、時間の余裕がある時に訪れる事をお勧めする。
海風が心地いいテラス席。
十分な席数が用意されている。
海がすぐ近く。
ただし、海まで降りていくにはちょっとした崖が立ちふさがっている。
階段が用意されているが、この時は壊れていて降りる事ができなかった。
靴を脱いで店内へ。
2階の席へ案内される。
うん、いい雰囲気。
この特等席は、残念ながら予約済だった。
風が通って気持ちいいが、冷房が入っていないので、さすがに少し暑いと思う。
車をかき分けるように店内へ。
行列ができていても、店内はガラガラ。
みんな外のテラス席を利用するために並んでいるのだ。
それもそのはず。外はこの絶景。
テラスの縁をテーブルとして利用するこの席が、一番の特等席だ。
高台とはいえ、海はすぐ近くに感じられる。
テーブル席も用意されている。
様々な色に輝く海の眺めは最高。
店内からも海は見えるので、並びたくないなら店内席がおすすめだ。
なるべく人が写らないように撮っているので、雰囲気が伝わり辛いのはご容赦願いたい。
なお、13時になる前にランチは売り切れてしまうようなので、早めに行く事をおすすめする。
なんといってもプライベートプールのついたオーシャンビューのヴィラが魅力。
オシャレとかスタイリッシュという感じでは全然ないが、風呂からも海が見えるようになっていたり、海をすぐ近くに感じられるガゼボがあったりと、居心地のよさにはかなり気を使っているように思える。
中でも海の見せ方は非常にうまく、まるで東南アジアのリゾートにいるような感覚になる。
ソフト面はどうかというと、これもまた素晴らしく、規模の小さい宿ならではのきめ細かいサービスを提供してくれる。
おむつ用ごみ箱やお尻ふき等を部屋に用意してくれる等、子連れでも安心。
逆に気を使ってしまってお願いしなかったが、洗濯もしてくれるという。
予約の時点でもう、そのサービスの良さは際立っていて、石垣島での過ごし方を一緒に考えてくれたり、細かいリクエストにもちゃんと対応してくれる。
なお、インターネットでこの宿について検索すると、オーナーについての悪評をいくつか見る事になる。
口が悪いとか、話が長いというものだが、私の感触では口の悪さは感じなかった。
確かに話は長いが、それもゲストに石垣島を楽しんでもらおうという気持ちから出ているもの。
逆にこの姿勢が宿の高いホスピタリティーを生み出しているのだと思える。
石垣島を訪れるのが初めてだという人は、島の魅力を教えてもらうといいだろう。
ただ、話しだすと止まらなくなるのでご注意を(笑)。
宿があるのは石垣島の北部。市街地からはかなり離れた場所にあり、周りには何もないが、退屈する心配はない。
ここで紹介したビュースポットを始め、素晴らしい自然の広がる素晴らしい土地だ。
ただ、夕飯を食べられる店は少なく、夕方には閉まってしまう。
宿でも食べる事ができるが、レパートリーが少ないので、何日か滞在する場合はどうしても外へ食べに行く事になる。
夕食だけは事前にしっかりとプランを作っておく必要がある。
沖縄の店は不定休が多いので、行ったら閉まっていたという事もある。常に選択肢は複数持つようにしたい。
