プールで遊んだ後は、プールサイドでしばしくつろぐ事にする。
アマンプロのプールサイドには、こういう時にもってこいの場所がたくさんある。
我々が選んだのは、実は泳ぐ前から目をつけていたここ。
プールサイドというよりは、クラブハウスに近いちょっと小高くなった所にあるサラ。
サラの中は、巨大なマットレスが敷いてあり、家族4人で寝転んでも大丈夫。
屋根も大きく作ってあるから、マットレス全体がきちんと日蔭になる。陽射しの方向が変わっても、サラの中に日が当たってしまう事はない。
この下はトイレとシャワーがあり長時間の滞在(笑)にも便利。
ちょっと小高くなっているからか、風の通りもよく、こんなに天気がよくても涼しい。
プールから上がった後だとちょっと寒いくらいだ。
サラの中からは、ビーチクラブのある側の海がよく見える。
その向こうにあるマナモック島もバッチリ。こういうサラが大好きな私だが、これももう今まででも最高のレベル。しかも、ゲストで争奪戦になるような事もなく、いつ行ってもだいたい空いているのだ。
このサラは、プールサイドにあと2つある。
1つはプールを挟んで反対側のここ。
もう1つはここ。
いずれも緑に囲まれた居心地のいい空間だ。
プールサイドにいると、スタッフがちょくちょく現れて、シャーベットやフルーツを持ってきてくれる。
午後はアフタヌーンティーのサービスもあるから、写真のようなお菓子とドリンクが振る舞われる。
この時はココナッツジュースとフィリピンのお菓子が何点か。
あまりに居心地がいいので、このままここでランチを頂く事にした。
スタッフに言うと、まずはクラブハウスのメニューを持ってきてくれたが、ピザが食べたいと言うと、別のレストランのメニューも持ってきてくれた。
それぞれのレストランから料理を調達して、運んできてくれるのだ。
料理は巨大なトレイで運んできて、そのままマットレスの上に置いてくれる。
行儀が悪いが、寝転んだまま食べてしまおう。
食べ終わったら、トレイごと横に設置してくれた台にどかしてしまえばいい。こんな所まで抜かりなく気が利いている。
食事も出てくるし、お菓子も出てくる、涼しいから居心地がいいし、ここにはもうずっといられる。
毎日通って、毎回長居してしまう我々なのであった。
アマンプロ11 パブリックプール②
プールで遊んだ後は、プールサイドでしばしくつろぐ事にする。 アマンプロのプールサイドには、こういう時にもってこいの場所がたくさんある。 我々が選んだのは、実は泳ぐ前から目をつけ.. |
アマンプロ内のレストランは、既にご紹介したクラブハウス、ビーチクラブの他に、タイ料理のラグーンクラブ、それに今回ご紹介するピクニック・グローブがある。
ビーチカシータが並ぶ西側ビーチ沿いの道を走っていると見える、この看板。ここがピクニック・グローブの入り口だ。
この先は、なんと木のトンネル!
なんだか歩くだけで楽しくなってしまう。
トンネルを抜けると、白砂の上に屋外席が並ぶ超開放的なレストランが。
ここがピクニック・グローブ。ランチタイムのみ営業のピッツェリアだ。
屋外といってもパラソルがあるし、ほとんど木陰に覆われているので暑くはない。
なかなか雰囲気もいい。
緑に囲まれている心地よさ。
厨房の奥には本格的なピザ窯がある。
これは期待できそうだ。
ここのピザは既にプールサイドまで持ってきてもらって食べていたが、やはり焼きたては全然違う。
ピザだけはここに来た方がよさそうだ。
なお、メニューはピザが中心だが、メニューにないものを注文しても他のレストランから持ってきてくれる。
ここからは、藪ひとつ隔ててすぐそこがビーチだ。
先ほどのレストランの入り口からビーチへ出られる。
ここにもデッキチェアが設置してあり、くつろげるようになっている。
ビーチクラブのすぐ隣なので、ビーチの美しさは同じ。
ピザの味もさることながら、ロケーションも素晴らしいピクニック・グローブ。
ここもお気に入りの場所となった。
アマンプロ12 ピクニック・グローブ
アマンプロ内のレストランは、既にご紹介したクラブハウス、ビーチクラブの他に、タイ料理のラグーンクラブ、それに今回ご紹介するピクニック・グローブがある。 ビーチカシータが並ぶ西側ビー.. |
ここまでアマンプロ内の特にお気に入りの場所をご紹介してきた。
今回から、その他の施設をまとめて紹介する。
島内には、様々な施設が点在している。
チェックイン時にこの地図を渡され、色々と説明してくれる。
この地図はクラブカーのハンドル部分にも貼り付けてあり、島内で道に迷う心配はない。
このクラブカーに乗りながら、島内を一周してみたいと思う。
今回は、我々のカシータやクラブハウスがある島の中心部分をご紹介する。
我々のヒルサイド・カシータのすぐ近くには、島内に2つしかないツリートップ・カシータがある。
ヒルサイド・カシータと同じように眺めの良さそうな感じだが、より低い位置にある。
ただ、我々のカシータのように、長い階段を登って行く必要がなく、別の意味での快適さがありそうだ。
坂道を下っていくと、テニスコートがある。
アマンプロに限らず、テニスコートがあるリゾートは意外と多い。
主に欧米人に需要があるようだ。
長男君がやりたがったので、我々も一度チャレンジしてみたところ、予約した時間にスタッフが4人も現れて面食らった。
冷たい水や軽食まで用意されており、玉拾いやゲームパートナーも担当してくれる。
アマンのアクティビティは、しばしば「王様○○」と呼ばれ、スタッフの手厚いサポートがある事で知られているが、テニスまで王様テニス化されているとは驚いた。
このテニスコートのすぐ近くにはクラブハウスもある。
パブリックプールをご紹介した時には、詳しく説明できなかったので、今回詳しくご紹介する。
クラブハウスのすぐ近くには、こんな鯉が泳いでいる池もある。自然物をほとんど壊していないアマンプロにあって、クラブハウス周辺だけは道路が舗装されていたりと人工的な雰囲気が少し感じられる。
クラブハウス内に入ると、主にレストランとして使用されるテーブルが並んでいる。
ここにはフロントがあって常にスタッフがいるから、ラウンジとしても使用される。
奥の方や外にも席があり、席数はかなりありそうだ。
満席になる事はほとんどないと思われる。
この奥には、ライブラリーとショップがある。
ライブラリーはかなりの広さがある。
この規模のライブラリーを持つリゾートはなかなかないと思う。
多種多様の写真集がかなり目を引く。
もちろん小説類もたくさんある。
各種言語で用意されており、日本語の本もたくさんある。
こちらはショップ。
地元の人が手作りした民芸品がかなりの数並んでいる。
カシータにある家具や小物類も、同じ手作りの物だった事にここで気づく。
アマンプロ13 島内散策①
ここまでアマンプロ内の特にお気に入りの場所をご紹介してきた。 今回から、その他の施設をまとめて紹介する。 島内には、様々な施設が点在している。 チェックイン時にこの地図を渡され、.. |
前回に引き続き、アマンプロの島内施設をご紹介する。
まずは島の北西端にある岩場。ここはGary's nestと呼ばれている。
このあたりは資材の搬入口になっているようで、業務用と思われる船が浮かんでいたり、軽トラックや建築資材のような物が見えたりと、少しリゾート内とは違う雰囲気だ。
Gary's nestは、岩場の一番上なのでかなり高い位置になるが、ちゃんと階段が用意されている。
登りきると、島の西側ビーチが一望できる。
ビーチクラブやピクニック・グローブのあるビーチだ。
ここには簡単なテーブルセットが用意されていて、食事のアレンジも可能なようだ。
船と一緒に、kawayan barが浮かんでいるのが見える。
kawayan barは、まるでいかだのように、海上に浮かんでいるバーだ。利用するには予約が必要なのでご注意を。
次は島の東側へ行ってみることにした。
東側には、タイ料理レストランの「ラグーンクラブ」がある。
途中で野菜のような作物が植えられている畑を見つけた。
主にハーブを育てているようで、「オーガニック・ガーデン」と呼ばれている。
レストランで使用しているのだろうか。
ラグーンクラブの前に到着。
ここはぐるっと方向転換できるロータリーのような作りになっている。
ビーチ沿いにあるラグーンクラブは、ここでクラブカーを降りて歩いて行くようだ。
と、その前にちょっと寄り道。
横の小さな道を通って、先にビーチへ出てみよう。
もう日が沈んでいるので、あまりきれいには見えないが、人影は少なく静かなビーチだ。
ビーチを少し歩くと、ラグーンクラブの入り口が見える。
実は我々、アジアンハーブが苦手なのでタイ料理はちょっと敬遠ちがち。この時も外から眺めるだけ。
島内を一周したリゾート紹介はこれでおしまい。
ウロウロしている間に感じたのは、スタッフの多さとフレンドリーさ。
他のゲストには全然会う事がないが、実に多くのスタッフを見かけた。
どのスタッフも手をあげて必ず挨拶してくれる。驚いたのは、建築や造園を担当しているであろうスタッフも同じように挨拶してくれること。
他のリゾートに行くと、制服を着たゲスト・リレーションとは違い、これらのスタッフは愛想が悪い事がある。彼らはおそらく、リゾートのスタッフではなく、建築会社・造園会社の社員であるだろうから、対応が異なるのは当たり前といえば当たり前。
ところがアマンプロでは、制服組との違いを全く感じないから、実によく行き届いているな、と感心してしまった。
アマンプロ14 島内散策②
前回に引き続き、アマンプロの島内施設をご紹介する。 まずは島の北西端にある岩場。ここはGary's nestと呼ばれている。 このあたりは資材の搬入口になっているようで、業務用.. |
楽しかったアマンプロでの滞在も終わり、日本へ帰る日。
チェックアウトはクラブハウスのラウンジで。
清算などを済ませ、少し待っていると、スタッフがクラブカーで島内の空港へと連れて行ってくれる。
もちろん時間や荷物の事などを気にする必要はない。
飛行機に乗り込むと、スタッフたちが並んで手を振ってくれるのが見えた。
飛び立つと、ついさっきまで過ごしていた島の様子がよく見え、切ない気持ちになってくる。
往路はよく晴れて雲もない空だったが、復路の今日は雲が多く少し揺れがあった。
それでも時々現れる晴れ間から見える海に癒される。
マニラに近づくにつれ、雲は少なくなってきた。
マニラに到着。
往路にも利用した空港ラウンジでしばし休憩。
2時間ほどくつろいだ後、車でニノイ・アキノ国際空港へ移動。
ここでも空港のアマンスタッフに全てお任せ…のつもりだったのだが、スタッフの姿が見当たらない。
車の運転手に聞こうとしたが、ものすごい早さであっという間にいなくなっていた。
完全に空港スタッフを当てにしていたので、空港の様子は全く調べてこなかったのだが…。
他のゲストに対応していたのだろうか、こういう事もあるのか…。
これまでほとんど隙のない対応だったので、最後の最後に少し残念であった。
アマンプロ15 バイバイ!アマンプロ!
楽しかったアマンプロでの滞在も終わり、日本へ帰る日。 チェックアウトはクラブハウスのラウンジで。 清算などを済ませ、少し待っていると、スタッフがクラブカーで島内の空港へと連れて行っ.. |
と、いうわけで、アマンプロについては今回が最終回。
このリゾートについて軽くまとめておきたい。
実はここに来る時に楽しみにしていたのが、クラブカーでの移動だ。
客室がヴィラタイプのリゾートは敷地が広い事が多く、徒歩での移動にストレスを感じる事がしばしば。
特に幼児がいると、歩くのが遅いのに加え、遊んでしまったりしてなかなか目的地に着かないので、炎天下で焼かれながら途方に暮れてしまう事もある。
ほとんどのリゾートではスタッフの運転するバギーを呼んで移動できるが、リゾートによっては呼んでもなかなか来なかったり、ひどい時は忘れられてしまったりもする。
その点、自分専用のクラブカーで自由自在に島内を移動できるというのは、便利だしなんといっても楽しい。このリゾートの魅力の1つになり得ていると思う。
これを初めとして、アマンプロでは小さなストレスを排除するよう徹底的に工夫されている。
ブログ内でもいくつかご紹介したが、とにかく気の利き方がハンパじゃないのだ。
かゆい所に手が届くというより、かゆくなる前にかいてくれる感じだろうか。
例えば、今回大のお気に入りとなったプールサイドサラでは、泳いだ後に長居してしまい、そのままそこでランチを食べるというパターンが多かった。
そのままランチといっても、別に私がわがままを言ってそうしてもらったという事ではない。
あまりの居心地の良さにランチの事など忘れてくつろいでいると、ランチタイムになる前にスタッフが現れて、「ランチをお持ちしましょうか」と聞いてくれるのだ。
こういったサービスがあるという事は、ブログの情報等で行く前から知っていたし、1つ1つは小さな事だ。
実際、行ってみるまでは「確かにサービスはすごいけど、ちょっと手間が省けるくらいだ」と思っていた。
しかし、そのサービスを実際に受けてみて、1つ1つがどうという事ではなく、積み重ねなのだと気付いた。
しかも、「手間が省ける」といった即物的な事ではなく、気持ちに作用してくるものだとも思った。
大人というのは常にちょっと先を考えながら動くもので、例えばプールサイドでくつろいでいても、「そろそろランチタイムだから一回部屋に戻って着替えないと。肉が食べたいけど、どのレストランに行けばいいだろうか」とか、そんな事を考えているものだ。
アマンプロでは、ランチタイムが近い事はスタッフが教えてくれるし、食べたいものを伝えれば、なんでも持ってきてくれるから、考える必要がない。
ランチを例として挙げたが、全てにおいて先の事を考える必要がなくなるから、本当に心をからっぽにして楽しむ事ができるのだ。
と、ここまで絶賛したが、最後に難点というか、ちょっと弱いと感じた点に触れておきたい。
それは客室。宿泊レートにしてはちょっと、という気がする。
もちろん、高床式になっていて素晴らしい眺望を確保している点や、フィリピンの伝統的な建築を模している点など良い客室とは思う。
ただ、一泊1200USドルも払えば、一般的なリゾートであればビーチサイドでプール付きの広大なヴィラに泊まる事ができるはず。
つまりは、良いサービスにそれなりの料金を払っているという事。当たり前ではあるが。
我々の場合、どちらかというとアコモデーションにこだわりがあるので、同じお金を払うならばサービスではなく客室のグレードアップに払いたいと思うのだ。
人によって何を重視するかは違うので、あくまで我々にとっては、という事に過ぎないし、アマンのサービスが素晴らしい事には変わりない。
サービスを重視する人にとっては、最高のリゾートだと思う。
アマンプロ16 総括
と、いうわけで、アマンプロについては今回が最終回。 このリゾートについて軽くまとめておきたい。 実はここに来る時に楽しみにしていたのが、クラブカーでの移動だ。 客室がヴィラタイプ.. |
旅行記一覧
- 2017 バンヤンツリー・ランコー @ ベトナム(19)
- 2017 ザ・サンタイ @ バリ(11)
- 2017 フェリスヴィラスイート @ 宮古島(12)
- 2016 三部牧場 @ 北海道(15)
- 2016 ザワザワ村 @ 北海道(10)
- 2016 シックスセンシズ・ラーム@モルディブ(28)
- 2016 アリラ・ヴィラズ・ウルワツ @ バリ(14)
- 2016 シーフォレスト @ 沖縄・石垣島(9)
- 2015 カペラ @ シンガポール(9)
- 2015 ジュメイラ・ヴィッタヴェリ@モルディブ(17)
- 2015 アマンプロ @ フィリピン(16)
- 2014 ワンスイート古宇利 @ 沖縄・古宇利島(9)
- 2014 マリーナ・ベイ・サンズ@シンガポール(12)
- 2014 コンスタンス・ハラヴェリ@モルディブ(15)
- 2014 天空の森 @ 鹿児島(15)
- 2014 柳生の庄 @ 修善寺(8)
- 2013 ゆがふ山原 @ 沖縄・石垣島(14)
- 2013 ギリ・ランカンフシ @ モルディブ(27)
- 2013 リゾナーレ八ヶ岳 @ 小淵沢(14)
- 2013 花の雲 別荘 @ 伊豆(9)
- 2012 星のや竹富島 @ 沖縄・竹富島(19)
- 2012 小屋場只只 @ 山口・大津島(17)
- 2012 箱根吟遊 @ 箱根(10)
- 2011 ブルガリリゾート @ バリ(13)
- 2010 喜瀬CC @ 沖縄本島(11)
- 2009 山水閣 別邸 回 @ 那須(4)
- 2008 フヴァフェンフシ @ モルディブ(10)
- 2008 クラブ・アット・ザ・レギャン @ バリ(4)
- 2007 バンヤンツリー @ モルディブ(10)
- 2006 アラマンダ @ 沖縄・小浜島(9)
最新記事
このブログの更新情報が届きます
すでにブログをお持ちの方は[こちら]