沖縄・宮古島のフェリスヴィラスイート。
ヴィラの内部を順番にご紹介している。
エントランスから、ダイニング、リビング、ベッドルームと回ってきて、一番奥に位置しているのがバスルーム。
ここには1つだけだが、和室の裏にもう1つのバスルームがあるタイプのヴィラもあるらしい。
ベイシンの向かいには、バスタブが置かれている。
ここからは海がよく見えるビューバスとなっている。
もちろん、ブラインドを閉める事もできるから、シーンに合わせて使い分ける事ができる。
バスタブのすぐ隣には、ガラス張りのシャワーブース。
バスルームは、全体的にやや狭いかな、という印象。
もちろん、海外のリゾートホテルに比べての事なので、普通に使う分には全く不便はない。
シャワーは、レインシャワーのような固定式と、ハンドシャワーが1つずつ。
シャンプー等のバスアメニティはポーラのもの。
タオル類はたくさん用意されているが、これは連泊を見越してのもの。
基本的に勝手に補充される事はないので、足りなくなったらフロントに依頼する。
ここの扉からは、プールのあるテラスへ出る事ができる。
暖かい宮古島で温水プールとはいえ、季節は真冬。プールで泳いだ後は急いでバスルームへ飛び込みたい。そんな時にここから入れるのは便利だった。
テラスはバスルーム以外にも、全ての部屋にアクセスできる。
一番海に近い所には、デッキチェアが設置してある。
また、奥の壁にはシャワーも準備されている。
プール内部は青いタイルと思いきや、タイル柄のシートが貼ってある構造。
雰囲気は出ないが、メンテナンスはしやすく、コストも抑える事ができるのだろう。
水温は32℃設定ということ。入る時は少し冷たいが、すぐに慣れて快適になる。
この時宮古島は非常に暖かく、気温は25℃ほどあったが、やはりプールから出た時は非常に寒かった。
テラスからは、博愛わいわいビーチと、美しい海を眺める事ができる。
プールの先には、バーベキューもできる小さな庭と、海へ続く小道が作られている。
ビーチはすぐそこ。素晴らしいロケーションだ。
そんな久しぶりの滞在で選んだのは、「フェリスヴィラスイート上野」だ。
ほとんど貸別荘に近い形態の宿で、ホテルのようなサービスも食事の提供もない。その代わり、リーズナブルな価格設定なのに、プール付きの2ベッドルームヴィラを貸し切りにできる。
人の集まるような所にはなるべく行かず、静かに正月を過ごしたいと思っていた我々には、ぴったりの選択だと思う。
フェリスヴィラスイートは、宮古島でも新しい部類の宿で、正確なところはわからないが、我々の滞在時点でオープンから2,3年しか経っていないと思う。
フェリスヴィラといえば、同じ宮古島の下地という場所に「フェリスヴィラ下地」があり、これが「スイート」の前身であるらしい。
現在下地の宿は、他の会社が経営しているようで、フェリスヴィラのブランドは、よりグレードアップした「スイート」へ進化したのだった。
このアプローチは、なかなか好評だったようで、今年は本島の名護にも同ブランドをオープン。2018年には伊良部島へも展開する予定があるようだ。
リゾート滞在というよりは、別荘感覚で寝正月を。そんな気持ちで訪れたフェリスヴィラスイート。
次回より詳しくご紹介していこうと思う。
ここがフロント棟のようだ。
写真手前側には、客室と思われる建物が並んでいるのが見えたが、ひとまずここに入ってみる事にした。
中は、フロントとラウンジを兼ねたスペースになっている。
ちょうどスタッフが1人いたので、チェックインの手続きをお願いした。
といっても、ここでは何もせず、すぐに自分のヴィラへ案内された。
フロントといっても、ここにはスタッフは1人のみ。
常に待機しているわけではなく、他の仕事で離れている事もあれば、夜には帰宅してしまう。
ここはホテルとは違うところ。
本棚には沖縄をテーマにした物を中心に、色々な本が置いてある。
ガイドブックの類もあるから、ここで観光や食事の作戦会議もできる。
また、バーベキューグリル等様々なグッズの貸し出しもしてくれるようだ。
ここに常駐しているのは、基本的に1人のスタッフだけのようだ。
若いスタッフしか見かけなかったが、一生懸命な姿勢には非常に好感が持てた。
エントランスは、駐車場のすぐ横。
自分の部屋を出たすぐそこに、車を停める事ができるのは、こういうヴィラタイプの隠れた利点だ。
中に入ったところ。
日本のリゾートでも珍しい、きちんと段差のある玄関があるタイプ。
大量の靴が収納できそうな、シューズクロークも。
傘とランタンが用意してあるのが嬉しい。このあたりは夜になると真っ暗になるので、徒歩で出かけるにはランタンが便利だ。
玄関を入ったすぐ左にはトイレがある。
トイレはヴィラの奥にもう1つあるが、こちらの方が広い。
広いヴィラで、大人数での利用も想定されているので、この作りは理解できる。
トイレのある廊下の奥には、ダイニングキッチンとつながったリビング。
家族4人では少し寂しく感じてしまうほどの広さが嬉しい。
テーブルの上には、お菓子と泡盛を用意しておいてくれた。
残念ながら、我々はお酒を飲まないので、泡盛は片づけてもらった。
ここには本格的なキッチンがあり、自炊も十分可能。
キッチンには、皿やグラス、カトラリーや鍋もちゃんと揃っている。
調味料まであるから、食材さえ買ってくればなんでも作れてしまいそう。
大きな冷蔵庫の中には、たくさんのドリンク。
これは4泊分の量で特に多く見えるが、これは全て無料なのが嬉しい。
本当はオリオンビールもたくさん入っていたが、ジュースに替えてもらった。
(餅とヤクルトは持ち込んだものです。)
ゴミ箱がいっぱいになったら、駐車場につながっているこの扉から、外に出しておけば片づけてくれる。
ホテル同等のサービスはないので、これくらいは自分たちでやる必要がある。
部屋も清掃も、基本的にはないから注意しよう。
大きなソファのあるリビングルームは、奥にプライベートプールと海が見えて気持ちがいい。
テレビはもちろん、DVDプレーヤーや無線LAN機器もあり、パスワードを教えてもらえば無料でインターネットに接続できる。
リビングの裏には琉球畳の和室がある。
奥の収納には布団が入っているから、ベッドルームとは別に、ここに布団を敷いて寝る事もできる。
和室からさらに奥へは、細い廊下が続いている。
左側にはベッドルームが2つ。一番奥にはバスルームがある。
手前側のベッドルーム。
奥の窓からは、プールのあるテラスへ出る事ができる。
ベッドの手前には、小さなデスクもある。
そして、ドアの陰に扉があるのが見えるだろうか。
ここにはクローゼットがあるのだが、ドアの陰なので最初気づかなかった。
奥側のベッドルームも、基本的には同じ作り。
クローゼットが奥に位置しているのが唯一の違い。
廊下の一番奥、バスルームの隣には洗濯乾燥機が設置してある。
長期で滞在する場合にも安心だ。
ここには2つ目のトイレも。
ここはバーベキューが楽しめるように空けてあるようだ。
この先は防風林になっているのだが、ここから海へ出られるように小さな道が作ってある。
防風林なので大きく切り崩すわけにはいかないようで、必要最小限の、あるかないかわからない程度の道になっている。
この茂みを抜けると海。
戻ってきた時に迷わないように、ヴィラ番号が記載された立て札が設置されている。
海へ出たところ。
振り返ると、入り口はかなりわかりにくくなっている。
不便なようにも思えるが、部外者が紛れ込んでくる事も少なく安心なのだろうか。
少し右へ行くと、「博愛わいわいビーチ」と名付けられたビーチに出る。
ここはもともと漁港のようだが、この一画は地元の人や観光客が遊べるように整備されている。
真冬という事もあり、人の姿はほとんどない。
海の美しさは、さすがの宮古島。この海がヴィラからいつでも見られるのは最高の贅沢だ。
あの四阿がある防波堤を歩いてみよう。
振り返ってみると、アラマンダが見えた。
より海に違い右の方にあるのは、ヴィラタイプのザ・シギラだろうか。
それにしてもこの海の美しさ。
さすがは宮古島である。
向こう側にはブリーズベイマリーナホテルと、うえのドイツ文化村が見える。
四阿は屋根もなく、ベンチ等座れるような場所もなく、整備するのをやめてしまったような印象。
この防波堤では、時折釣りをする人の姿が見えた。
防波堤で囲まれた湾内は、かなり浅く波もないので、小さな子供でも安全に遊べそうだ。
ビーチの周辺には、色々と施設が整備された跡はあるが、あまり整備されていないようで、ちょっと寂れてきてしまっているように見える。
このような船の形の遊具があったり、海水浴の客用にシャワーがあったりする。
ただ、シャワーは壊れているようで、まともに使えるかどうかは怪しい感じ。
ここは3ON3のバスケットコートだったようだが、既にフープの姿は見当たらない。
やや整備が足りていない印象の博愛わいわいビーチだが、フェリスヴィラスイートのゲストにとっては、この海があるだけで十分だと思う。
夕食で行く事が多かったのは、徒歩5分ほどの位置にある「琉球の風」。
ここはシギラリゾートのユニマットグループが経営する施設だが、系列ホテルの宿泊者専用ではなく、誰でも利用する事ができる。
ここを始め、周辺にはシギラリゾートのレストランがたくさんあるので、食べる所には困らないと思う。
琉球の風は、フードコートのようなカジュアルなレストランを中心に、土産物屋があったり、沖縄民謡のライブがあったりと、色々と楽しめる施設になっている。
フードコートには、沖縄料理を始め、中華やおつまみになるようなものまで、色々と揃っている。
何度も行ったが、飽きる事もなく、価格もリーズナブルなので助かった。
ここのショップは売り場面積が広く、なんでも揃っている。
土産物が中心だが、滞在中に使えそうな雑貨なんかもあって、パブリック施設がほとんどない宿に泊まっている我々には嬉しい施設だった。
こちらは、一度だけ夕食で訪れた「ダグス・バーガー」。
宮古島の食材にこだわったハンバーガーショップだ。
良い食材を使っているだけあって、なかなか本格的でおいしいハンバーガーではあったが、ちょっと値段が高すぎる。
ハンバーガーにフレンチフライ等のサイドメニュー、ドリンクまでつけると2千円近くなってしまうから、さすがにここは何度も行く気になれないと思う。
逆に何度も訪れてしまうのが、ここ「リッコジェラート」。
平良の市街地にあって、フェリスヴィラスイートからは遠いのだが、この周辺に来ると、つい寄ってしまう。
ダグス・バーガーと同じく、宮古島の食材にこだわる点では同じだが、ここはジェラートの店。
琉球の風にミニカップが売っていたのを食べ、店舗の方にも足を運んでみた。
基本テイクアウトのみの狭い店かと思ったら、奥に広いスペースがあった。
ここは非常に人気があるようで、なんと東京にも店舗がオープンしていた。
店内はこのような感じ。よくある沖縄のそば屋といった雰囲気。
観光客も、地元の人もバランス良く訪れているよう。
宮古そばというのは、本島の沖縄そばに比べると、かなり薄味であっさりしている。
ここのそばは正統派の宮古そばという感じで、滞在の最初に訪れるにはピッタリの店だった。
次に訪れたのは、平良の市街地に近い菊栄食堂。
「冷し物一切」の表記に沖縄を感じる。
ここのそばは、超伝統的な宮古そば。
昔ながらの宮古そばというのは、写真のように具材が麺の中に隠れているものらしい。
理由には諸説あるようだが、もっとこのタイプをアピールしてもおもしろいだろうと思う。このタイプの宮古そばを出す店は、そんなに多くはないようだ。
店内はこんな感じで、地元の人向けの食堂という雰囲気だ。
実際に観光客の姿は我々以外にはなく、近所の人と思しき人がふらっとやってきて、おかみさんと談笑しながらそばをすする。そんな店だった。
滞在の最終日には、ここ古謝そば屋にも行ってみた。
宮古島でもトップクラスの有名店とあって、ランチタイムはかなり待たされた。
ここはもう、観光客一色という感じ。
店内も、どことなくオシャレな雰囲気だ。
そばの方は、少し沖縄そばに近い濃いめの出汁。
それでも、普通の沖縄そばに比べると、あっさりめではあるのだが。
3店舗訪れてみた中で、私としては菊栄食堂のそばが一番お気に入りとなった。
場所は宮古島でも東部の内陸部で、周りに宿や飲食店はあまりない。
サトウキビ畑の中にぽつんとある感じで、だからこその眺望が売りになっている。
自然いっぱいのこの環境が魅力。
1階はゲストハウスになっている。
というより、ゲストハウスの屋上に小屋を乗っけたような造りになっている。
選べるカレーは3種類ほど。
それぞれ辛さも違うから、辛いのが苦手な人には選択肢が限られてしまうかも。
ライスは白米とサフランライスから選ぶ事ができる。
この他にドリンクとサラダがあった。
子供用にはハヤシライスも用意してくれるから安心だ。
辛いものの後には甘いもの。
池間島の「楽園の果実」にも寄ってみた。
ここは10年前の宮古島初訪問の時にも訪れた店。
10年前にも食べたメロンパフェをいただいた。
相変わらずの人気だが、周囲にカフェがたくさんできていて驚いた。
