バリ島、クロボカンのザ・サンタイ。
3ベッドルームヴィラの3つのベッドルームを順番にご紹介している。
今回は、マスターベッドルームのバスルームについて、前回に引き続いて見ていこう。
ここはバスルームの一番端。バスルーム自体がほとんどオープンエアーなのだが、ここはもう軒下という感じ。前回ご紹介したシャワーブースのすぐ近くなのだが、ここにもシャワーがある。
こちらも、レインシャワーとハンドシャワーのゴールデンコンビ。
その反対側にあるのが、大きなバスタブ。
家族4人でも入れそうな巨大さ。
格子の向こうにプールが見えるが、ここから出入りする事はできない。
やっとマスターベッドルームの紹介が終わったので、次はその隣、真ん中に位置するベッドルームをご紹介しよう。
このベッドルームのみ、ベッドがハリウッドツイン仕様になっていた。おそらく、リクエストに応じて変えてくれるのだと思われる。
ここのバスルームは、入ってすぐ右のこの廊下を通ってアクセスするようになっている。
先ほどの廊下を、左に折れるとこのスペース。
右側にベイシン、左側にはクローゼット。
奥に行くと右側にトイレ、左側にシャワーブースという構成だ。
クローゼットは十分な大きさ。
マスターベッドルームのそれと比べると、むしろ使いやすいかも。
個人的には、無理にダブルシンクにするよりはこちらの方が好み。
周りに物を置くスペースがたくさんあるから。
トイレは他のバスルームと同じ。
どの部屋のトイレも壁際にあり、雨が降ると降りこんで床が濡れてしまうが、構造上ここのトイレが一番ビショビショになりにくいように思う。
シャワーブース。
この真ん中の部屋は、他よりも狭いように感じるが、その分コンパクトにまとまっていて、導線がすっきりしているように思える。
次回は、3つ目のベッドルームをご紹介する。
ザ・サンタイが属するライフスタイル・リトリーツは、バリ島で多くのホテルをオープンさせている。
最も有名なのは、ヌサドゥアのザ・バレだろうか。
1ベッドルームのカテゴリが中心で、アダルトオンリーのザ・バレに比べて、ザ・サンタイは2、3ベッドルームが中心。そのためファミリー層を含む幅広い層をターゲットにしているようだ。
「サンタイ」はサンスクリット語で「癒し」や「リラックス」を意味する言葉。その名の通り、静かにのんびり過ごしたい人にはうってつけのヴィラだ。
ライフスタイル・リトリーツらしい、ミニマルですっきりとしたデザイン。
それでいて無機質にならないよう配慮され、どこにいてもグリーンが目に入るようになっている。
ヴィラのプライベートプールが大きいのも、ファミリーには嬉しいポイントだろう。
今回図らずも、滞在中の3月28日はバリ島の新年である「ニュピ」に当たる事になった。
ニュピには、「電気や火を使ってはいけない」、「外出禁止」等の厳しいルールがあり、「オゴオゴ」という鬼の人形が練り歩くパレードがあったりと、独特の雰囲気を持つ事で知られている。
いつものようにあまり観光に力を入れる気はないが、ニュピの雰囲気を少しでも感じてみようというテーマで行ってみたのだった。
入国審査を済ませたところ。
柵の向こうに出迎えの人が並んでいる。手にはホテルのボードや出迎える人の名前を書いた紙を持っている。
ザ・サンタイのボードを持った人を見かけたので手を上げて合図するが、すぐには落ち合えない。
このショッピングスペースを通り抜けないと向こうには行けないようになっているのだが、なんだか随分店が減ったような気がする。
去年は床が白い部分は全て店舗で埋まっていたと思うのだが…?
送迎のスタッフと落ち合い、車でクロボカンへ。
サンタイは、ホームページからの直接予約なら往復の送迎が無料でついてくる。
ただし、大規模ホテルの送迎サービスと違い、運転手が1人で来るため、車を駐車場から出してくるまでの待ち時間がそれなりにあった。このへんはホテルの規模と宿泊料金が大きく違うため、仕方ないところか。
細い道を縫うように走り、ザ・サンタイに到着。
あたりは田んぼと住宅、小規模のヴィラや飲食店。観光客の多いクタやレギャンとは少し違う雰囲気だ。
クロボカンはビーチからは遠いし、観光名所からは割と離れた場所にあるため、やはりヴィラでゆっくりと過ごす人が多いのだろうか。
車寄せで降り、この階段を登った所がフロントとロビーになっている。
オープンエアーのロビーは、11室というホテルの規模に比べると、かなり大きいように感じる。
天井も高く、開放的な空間だ。
右手に見えるカウンターにいるスタッフに、チェックインの手続きを頼み、しばらく待つ。
手続きはすぐに終わるので、すぐにヴィラへと案内される。
パブリックスペースは、こことレストランくらいという小さなホテルなので、ここが過ごしやすい空間になっている事は重要。
出かける前、車を待つ時間などによく利用した。
ちなみに、サンタイは近くならホテルの車で送迎をしてくれる。ただ、車と運転手の数があまりないので、空いている時のみ、という感じになる。かなり融通は効かせてくれるが、どうしても空いてなくてタクシーを呼んでもらった事もあった。
ここにはコーヒーやジュース、クッキー等が準備されている。
写真奥には、自由に使えるMacも設置してあるから、待ち時間も問題なし。もちろん、敷地内はどこでもフリーのWifiが利用できる。
ロビーラウンジを奥に進み、この階段を降りた所が、ヴィラの立ち並ぶエリア。
階段を降りた所からロビーラウンジを見ると、このような感じ。
この後ろと左右にヴィラが並んでいる。
左側の細い通路からは、レストランへアクセスできる。
ここに並んでいる自転車は、レンタルできるようになっている。
我々がアサインされたヴィラは、写真左側に見えている壁の向こう。
階段を降りたすぐ左なので、ロビーからは一番近いヴィラのようだ。
ただ、敷地自体が広くないので、ロビーから一番遠いヴィラでも、そこまで不便という事もないはずだ。
美しく手入れされた敷地内。
緑の量はかなり多め。
このあたりがロビーやレストラン以外の、唯一のパブリックスペース。
このバレでは、アクティビティが開催される事もあるようだ。
奥の方を先にご紹介してしまったが、ここが我々のヴィラ。
No.11、3ベッドルームヴィラ。今回、我々一家に私の両親も一緒なので、子供も入れると合計6人。2ベッドルームでは狭いと考え、3ベッドルームを予約したのだった。
早期予約で1泊460USD(per room)だから、大人1人当たり100ドルちょっとという計算になる。
ヴィラの扉を開けると、まずはこのようなアプローチが見えてくる。
開けてすぐに中の様子が見られないようになっている反面、誰かがヴィラに来た時に気づきにくい(というか、ほとんど気づかない)という面もある。
さらにもう1つ扉があり、この奥がプライベートスペースという事になる。
詳細は次回ご紹介しよう。
写真左の扉が入ってきた扉。
この左側に、ベッドルームが3つ並んでいる。
プールの向こうには、アウトドアリビングとダイニング。
このヴィラでは、ベッドルーム以外の多くのスペースは屋外に配置されている。
プールは、ご覧の通り、プライベートプールにしてはかなり大型のもの。
手前は階段状になっていて、左側の植栽のあたりはかなり浅くなっている。
プールが大きすぎるせいか、屋外スペースは思ったより狭いな、という印象。
子供たちが走り回って遊べるようなスペースは、あまりない。
でも、この大きなプールにはもちろん大満足。
浅い部分や階段、飛び石のようになっている部分もあり、ただの四角いプールより楽しめる印象。
プールの浅い部分を渡った先にあるリビングスペース。
屋外といっても、日陰でファンもあり、暑くなく快適に過ごせる。
リビングのソファからちょうど見える位置にはテレビもある。
リビングの隣にあるダイニングスペース。
大きなテーブルと椅子で、6人並んで座っても全く狭さを感じない。
インヴィラダイニングを頼んでも、料理をテーブルにたくさん並べてみんなで食事ができる。
このようなスペースがあるのは非常に嬉しい。
最小限の設備ではあるが、キッチンもついている。
ウォーターサーバがあるのが嬉しかった。
ベッドの先にテーブルとテレビというシンプルな構成。
照明は最低限の間接照明で、夜ともなるとかなり暗い印象になる。
奥側の壁沿いはソファになっているが、この部屋だけはエクストラベッドに仕立ててくれていた。
窓の外は壁だが、蔦が垂れ下がっているので視覚的には良い感じ。
ベッドの裏がバスルームになっている。
このマスターベッドルームが、一番バスルームが広いようだ。
マスターベッドルームだけは、バスルームからプールへアクセスできるようになっている。
手前側は階段になっているのでアクセスしやすいが、シャワールームへ直接行けるわけではないので少し使いづらく、我々はこの通路はあまり使わなかった。
シャワーブースはここ。
左側がベイシン、奥側のブラインドの向こうがプールへの扉という位置関係。
このシャワーブースはやや広め。
ハンドシャワーとレインシャワーがある。
ベイシンやシャワーとは逆方向、壁際にはトイレがある。
このバスルーム全体が実は屋外になっていて、屋根はあるが壁際のあたりは雨が降ると濡れてしまう。
このトイレも、雨で床がびしょ濡れになってしまい、かなり不快感があった。
トイレとクローゼットに挟まれたこの通路を抜けると、バスタブ等がある。
ちょっと長くなってしまったので、ここからは次回ご紹介する。
部屋のつくりは、他のベッドルームとほぼ同じ。
バスルームは、細長く左右に色々と配置されている。
左側にはトイレとベイシン。右側にはクローゼット。
トイレはここもオープンで、やはり雨で床がびしょ濡れになる。
3つの部屋のうち、バスルームは一番オープンかもしれない。
ここも、大きな鏡が吊り下げられているだけで、壁はほとんどない。
一番奥にはシャワー。
マスターベッドルーム以外はバスタブがなく、シャワーのみの構成になっている。
レストランのエントランスは、階段を下った地下に作られている。
入り口には、大きな鐘が設置されている。
リゾート内からは、フロントロビー脇の狭い通路を通ってアクセスできる。
フロントロビーから見ると、このような位置関係。
左奥がレストラン、真ん中の奥が外からのエントランス。そこへ左側から伸びている通路が、リゾート内からの通路だ。右側はスタッフ用の駐車場だろうか、このさらに右側にリゾートのエントランスがある。
レストランのメインフロアはこんな感じ。
ここへは毎日の朝食と、時折夕食を食べに赴いた。
朝食は子供を含め、宿泊者の全員に無料でついているのが嬉しかった。
店内奥の階段を上ると、2階席を利用する事もできる。
2階の方が、席はゆったりしているが、スタッフがあまりやってこないので、不便なところはある。
2階席はちょうど外の道路と同じレベルに位置している。
この屋根の向こうがすぐ道路になっているのだが、騒音はあまり気にならなかった。
オープンエアーという事で冷房はなく、大きな屋根のせいで風が通りにくいから、蒸し暑く感じる事が多かった。
ニュピ前日の夜には、オゴオゴのパレードが行われる。
数日前から、町中にはこのような迫力のある山車が準備されているのを見る事ができる。
オゴオゴとは、悪霊の人形を乗せた山車や神輿の事で、これを担いで町中を練り歩き、最後には燃やしてしまう。
町中から悪霊を追い払ってニュピを迎えるという事のようだ。
オゴオゴは、各地区にて作成されるようで、ザ・サンタイの周りでもオゴオゴが用意されているのを見る事ができた。
悪霊なのだから、とにかく恐ろしい姿をしている。
村や町から追い出された悪霊は、このオゴオゴに宿ると言われている。
オゴオゴが終わり、ニュピを迎えると、島内は静寂に包まれる。
この日は家で静かに過ごす事になっており、外出は禁じられる。また、火や電気を使う事も禁止なので、夜には電灯1つない真っ暗な中過ごす事になる。
観光客も例外ではなく、我々もヴィラ内の電灯を全て消し、室内のわずかな光の中を過ごす事になった(本当はこのわずかな光さえ禁止なので、外に漏れないよう隙間なくカーテンを閉めておいた)。
商店は全てクローズ。空港も閉鎖されるので、入ってくる事も出ていく事もできない。
現代人には考えられないような不便を強いられるニュピの一日だが、良い事もある。
本当に辺りが真っ暗になるので、いつもより数段美しい星空を眺める事ができるのだ。
運よく晴れてくれたため、我々もヴィラのプールサイドで美しい星空をずっと眺めていたのだった。
できたばかりの新しい空港。
とにかく、どんどん奥へ進んでいけば良い構成はわかりやすくて良い。
今年は直行便ではなく、シンガポール経由。
帰りはシンガポールで1泊する予定にしてみた。
泊まるのは、空港直結のこのホテル。
いつものクラウンプラザ。
前より清掃が甘くなっているような気がする。
夕飯は、空港ターミナル3地下のフードコートへ。
ホテルと直結しているのがターミナル3なので、気軽に出かける事ができるスポットだ。
ここには、シンガポール料理を始め、様々なジャンルの料理が用意されている。
私はやはり大好きなチキンライスにした。
非常にベーシックな感じだが、なかなかおいしいチキンライスで大満足。
チキンをローストしたタイプも扱っているようだった。
今年からなのか、今まで気づいていなかったのか、簡易チェックアウトができるようになっていた。
必要事項を記入し、フロント横にあるこの箱に入れればOK。
翌朝の出発が早かった事もあり、利用してみた。
朝食は利用せず、これもホテルを出てすぐそこの「ヘヴンリーワン」でカヤトーストを購入。
飛行機を待つ間に少しずついただいた。
さて、これでザ・サンタイの旅行記はおしまい。
次回、軽くまとめて終わりにしたい。
