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天空の森15 総括 [2014 天空の森 @ 鹿児島]

結論から先に行ってしまおう。
天空の森は、国内最高のリゾートだ。
他の旅館やホテルとは比べ物にならない。別格と言ってもいい。

長い年月を経て開業にこぎ着けたこの宿。その過程は、既存の旅館やホテルといった概念を破壊し、再構築する作業であったはずだ。
「旅館とはこういうものだ」とか「ホテルのサービスではこれをやらなくてはいけない」といった先入観や固定観念はベースにならず、「ゲストにこういう体験をしてほしい」という意志が全てのベースになっていると感じた。
DSC07145.jpg

鹿児島の食文化を味わってもらいたい。
満点の星空を楽しんでもらいたい。
土の匂いを含んだ風を感じてもらいたい。
これらを実現するためには、何をすればよいか。その答えを形にし、積み上げていったものが天空の森なのである。

そしてその積み上げは、リゾートのコンセプトである「人間性の回復」という所に結実している。
自然に囲まれる事はもちろん、自らをこのリゾートの食物連鎖に組み込む事により、この大自然の一部になれたかのような感覚になる。
普段文明の中で暮らす我々にとって、これほど贅沢な事があるだろうか。
これは、自分が人間であり、有機物である事を思い出させてくれる体験なのだ。

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今回ツバメの巣にブランコができていたのを見たように、天空の森は少しずつその姿を変えながら、進化し続けている。
永遠に未完成なのかもしれない。
次はどんな体験を提供してくれるのだろうと、なんだかワクワクしてしまう。
子供の頃、森の中に作った秘密基地の事を思い出す。
きっと、スタッフの方もワクワクしながら運営しているのだろうと思う。

文明の中で、人間性が損なわれたと感じたら、またここに戻ってきたいと思う。

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