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アマンプロ16 総括 [2015 アマンプロ @ フィリピン]

と、いうわけで、アマンプロについては今回が最終回。
このリゾートについて軽くまとめておきたい。

実はここに来る時に楽しみにしていたのが、クラブカーでの移動だ。
客室がヴィラタイプのリゾートは敷地が広い事が多く、徒歩での移動にストレスを感じる事がしばしば。
特に幼児がいると、歩くのが遅いのに加え、遊んでしまったりしてなかなか目的地に着かないので、炎天下で焼かれながら途方に暮れてしまう事もある。
ほとんどのリゾートではスタッフの運転するバギーを呼んで移動できるが、リゾートによっては呼んでもなかなか来なかったり、ひどい時は忘れられてしまったりもする。
その点、自分専用のクラブカーで自由自在に島内を移動できるというのは、便利だしなんといっても楽しい。このリゾートの魅力の1つになり得ていると思う。

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これを初めとして、アマンプロでは小さなストレスを排除するよう徹底的に工夫されている。
ブログ内でもいくつかご紹介したが、とにかく気の利き方がハンパじゃないのだ。
かゆい所に手が届くというより、かゆくなる前にかいてくれる感じだろうか。
例えば、今回大のお気に入りとなったプールサイドサラでは、泳いだ後に長居してしまい、そのままそこでランチを食べるというパターンが多かった。
そのままランチといっても、別に私がわがままを言ってそうしてもらったという事ではない。
あまりの居心地の良さにランチの事など忘れてくつろいでいると、ランチタイムになる前にスタッフが現れて、「ランチをお持ちしましょうか」と聞いてくれるのだ。

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こういったサービスがあるという事は、ブログの情報等で行く前から知っていたし、1つ1つは小さな事だ。
実際、行ってみるまでは「確かにサービスはすごいけど、ちょっと手間が省けるくらいだ」と思っていた。
しかし、そのサービスを実際に受けてみて、1つ1つがどうという事ではなく、積み重ねなのだと気付いた。
しかも、「手間が省ける」といった即物的な事ではなく、気持ちに作用してくるものだとも思った。
大人というのは常にちょっと先を考えながら動くもので、例えばプールサイドでくつろいでいても、「そろそろランチタイムだから一回部屋に戻って着替えないと。肉が食べたいけど、どのレストランに行けばいいだろうか」とか、そんな事を考えているものだ。
アマンプロでは、ランチタイムが近い事はスタッフが教えてくれるし、食べたいものを伝えれば、なんでも持ってきてくれるから、考える必要がない。
ランチを例として挙げたが、全てにおいて先の事を考える必要がなくなるから、本当に心をからっぽにして楽しむ事ができるのだ。

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と、ここまで絶賛したが、最後に難点というか、ちょっと弱いと感じた点に触れておきたい。
それは客室。宿泊レートにしてはちょっと、という気がする。
もちろん、高床式になっていて素晴らしい眺望を確保している点や、フィリピンの伝統的な建築を模している点など良い客室とは思う。
ただ、一泊1200USドルも払えば、一般的なリゾートであればビーチサイドでプール付きの広大なヴィラに泊まる事ができるはず。
つまりは、良いサービスにそれなりの料金を払っているという事。当たり前ではあるが。
我々の場合、どちらかというとアコモデーションにこだわりがあるので、同じお金を払うならばサービスではなく客室のグレードアップに払いたいと思うのだ。

人によって何を重視するかは違うので、あくまで我々にとっては、という事に過ぎないし、アマンのサービスが素晴らしい事には変わりない。
サービスを重視する人にとっては、最高のリゾートだと思う。

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