という事で、チャイナタウンにやってきた。
まずやってきたのは、マックスウェル・フードセンター。
ホテルからは、タクシーで15分ほど。
ここはシンガポールの中でも超有名なホーカーズ。
ホーカーズとは、ローカルな食べ物の屋台が集まった、フードコートのような場所。
こんな感じで、いかにもローカルな雰囲気の食べ物屋が並んでいる。
地元の人がたくさん訪れているようだが、観光客の数もかなりのもの。
ここでのお目当ては、定番中の定番。天天海南鶏飯。
シンガポールでも1,2を争うほど有名なチキンライスの店だ。
やはりまずは有名どころを、と思ったのもあるが、ここのチキンライスは私の理想にぴったりなのだ。
ひとくちにチキンライスといっても、いろいろな種類があるようで、何度かイメージの違うものが出てきて首を傾げた事がある。
私の理想は、まずチキンがライスの上に乗っていること。
そしてチキンもライスも、あっさりめの味付けで、鶏の出汁がよく効いていること。
チキンに濃い味付けのタレがかかっていたり、ライスと別盛りになっているのは好みではない。
事前のリサーチ通り、見た目は完璧。
しかし、ライスはかなりニンニクの強い味付けになっていて、ちょっと違うな、といった感じ。
次に訪れたのはここ。「カンポン・チキン・イーティング・ハウス」。
ワンズ・ホテルから徒歩5分くらい。フロントの親切は青年が教えてくれた店だ。
本当は、チョンバル・マーケットにあるチキンライス屋が彼のおすすめだったのだが、閉店が早く午後6時か7時には閉まってしまうという。
行こうと思った時にはもう遅く、代わりにここを紹介してもらったのだった。
カンポン・チキンとは、特殊な飼育法により育てた、脂肪分が少ないヘルシーな鶏の事らしい。
コーンを餌に、自由に動けるよう放し飼いにするという事。
店頭に並んだ鶏も、コーンを思わせる黄色い色をしている。
テイクアウトして、ホテルの部屋で頂いた。
これはおいしい!ライスに生姜の味がついているのが特徴で、チキンもライスも私の理想通り出汁がよく効いている。
チキンに弾力があるのは、放し飼いにした影響だろうか。触れ込み通り油分はあまり感じず、あっさりした味わい。
これはぜひまたリピートしたい。
フロントの青年のおすすめが味わえず残念だったが、思わぬところで理想的なチキンライスに出会う事ができた。